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【阪神】遅刻降格の藤浪、『トレードなし』&『最後通告』で崖っぷち

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【阪神】遅刻降格の藤浪、『トレードなし』&『最後通告』で崖っぷち

 

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【阪神】遅刻降格の藤浪、『トレードなし』&『最後通告』で崖っぷち

阪神・藤浪、遅刻降格のツケは『トレードなし』と『最後通告』

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(alphaspirit/gettyimages)

 深いため息をついた虎党の人たちは多かったであろう。阪神タイガースの藤浪晋太郎投手が先月28日の練習に遅刻し、二軍降格となった件だ。

 もしかすると浮上のチャンスをつかめるかもしれないと思われた矢先、また失態を犯した。3月27日には新型コロナウイルスの陽性反応が検出されて入院。当初は「勇気ある実名公開」などと称賛されたものの後に複数のチームメートとともに知人宅でのホームパーティーで罹患したことが明らかになり、全国的な感染拡大が顕著になっていた最中での行動とあって猛烈なバッシングを受けていた。退院後は24日に甲子園で行われた集合練習で打者5人を相手に4奪三振をマークする好投を披露するなど復調の兆しをみせ、開幕先発ローテ入りを期待する向きもあっただけに周囲の落胆の声は大きい。  2013年のルーキーイヤーから3年連続で2けた勝利をマーク。将来のエース候補と目されながら近年は「イップス」とささやかれる制球難に苦しみ、満足な成績を残せていない。失態続きで三行半をつきつける球界関係者や球団OBも多く、その中からはトレードするべきだとの指摘も聞こえてくる。だが、実状は他球団からの評判も芳しくない。  今年2月のキャンプ期間中、巷で頻繁に移籍候補の1つともウワサされるパ・リーグ球団のスカウトに「もし阪神から藤浪を交換相手とするトレードの打診があったら、どうするか」と率直にぶつけてみたことがある。そのスカウトはこれに大きく首を横に振りながら「NOですね」と断言し、こう続けた。  「今のままでは残念ながらウチの球団に来たとしても不良債権で終わってしまいますよ。環境を変えても再生は厳しいと考えます。確かに藤浪君はポテンシャルの高い投手ですが、制球難が制御不能になり始めた4~5年前頃から伸びしろは消え去って劣化する傾向にある。ある日の試合で対戦相手から一喝されたり、あるいは一時の首脳陣と折り合いが悪かったり…。  そういう様々な″外発的要因″があったとも言われていますが、どのような経緯があるにしても成長というものには最終的に自分自身がそうした困難を乗り越えられるか否かにかかってくる。感情や性格をコントロールする力、いわゆる『気持ち』や『ハートの強さ』を養うことこそが一流選手になるために必要な条件となってくるのです。  ところが残念ながら藤浪君にはそれがまったく見えてこない。あえて厳しい言い方をしますが、才能に頼り過ぎるが余りに惰性でプレーしてきているようにしか思えないのです。これでは今後、仮に阪神さんから放出されたとしても彼がウチの球団に来て『見返してやるぞ』という気持ちを持つようになるとは想像しづらい」  そして「あくまでも現場で顔を合わせるスカウトレベルの話ですが」と前置きした上で「他球団も基本的にウチと同じ考えのはずです」と推察する。つまり藤浪がトレード要員になったとしても、獲得に興味を示す球団はないだろうという読みだ。シビア過ぎる見方かもしれないが、他方面からの藤浪評を総合すればおおむね的を射ている。  矢野燿大監督から二軍降格を言い渡されたところにも厳しい現実が反映されている。もちろんジャッジを下すのは一軍の指揮官だ。ただそうは言っても、ここまで藤浪の処遇に対しては我慢に我慢を重ねていた。  現役時代に虎の正捕手として黄金期を支えながら数々の名投手たちとコンビを組み、二軍監督としても1年のみの就任で2018年にチームをファーム日本一へ導くなど矢野監督の前歴は輝かしい。確かな眼力を持ち合わせていると定評が高く、マネジメント能力についても何かと手厳しいOBたちから一定の評価を与えられている。そんな指揮官は就任早々の昨季、スランプにあえぐ藤浪を戦力としては計算に入れず自らの力で這い上がってくることを切望し、あえてリミットを設けることもなく気長に待ち続けるスタンスを貫き続けていた。

もう這い上がるしかない

 今年2月のキャンプ中も、その考えはほぼ変わらず。ブルペン投球やシート打撃の内容を見たOBやメディア、ファンがやや過熱気味に「今年こそはやれる」と持ち上げても矢野監督はどこか冷めた雰囲気を漂わせつつ、これまで通りに一歩引く形での藤浪評を崩さなかった。矢野監督に近い球団OBは、このように補足する。  「矢野監督はずっと藤浪の人間性も見ながらの総合的評価を与えていたのだろうと思います。今回の二軍降格にあたって、矢野監督は藤浪の遅刻が初めてではないことをうかがわせている。もちろんチーム内の人間ならば誰もが知っていることですし、今までも遅刻うんぬんだけでなくチャランポランな態度が見え隠れしていたので多かれ少なかれ『藤浪は何をやっているんだ』という不満は出ていました。  その流れの中で藤浪は春先にコロナ感染の要因になったホームパーティーへの参加が発覚し、反省したかと思いきや舌の根も乾かないうちにまたしても遅刻してしまったというわけです。藤浪には″這い上がって来い″というスタンスを取り続け、我慢を重ねていた矢野監督もさすがに堪忍袋の緒を切らしてしまったのでしょう。これまでの大スランプ、コロナ感染を招いたパーティー参加の件でも藤浪のことを何とか我慢していたが、もうさすがに『仏の矢野も三度まで』ではないでしょうか。藤浪は″最後通告に等しい″ととらえ、いい加減に危機感を覚えないと先はない」  それにしてもNPB(日本野球機構)の2012年ドラフトを経て同じ高卒としてプロ入り同期だったはずの二刀流・大谷翔平投手(アナハイム・エンゼルス)と、これだけ大きな差がついてしまった現状は如何ともし難い。順調に育っていれば、今ごろは大谷と同じようにポスティングシステムで海を渡ってメジャーリーグ入りし、どこかのMLB球団でプレーしていたとしても不思議ではなかったような気がする。いずれにせよ、かつての藤浪にはそう思わせるぐらいのスター性と潜在能力を秘めていたのは間違いない。  阪神という人気球団に入団して周りからチヤホヤされ続け、もしかすると本人も気付かないうちにどこか勘違いしてしまっていたことが「運の尽き」だったのかもしれない。このまま終わってしまうか、あるいは奇跡の復活を果たせるか。とにかく藤浪はトレードではなく、今の阪神で再生を図るしかなさそうな雲行きである。イバラが待ち受ける先々に逃げ道はない。しかしながら落ちるところまで落ちた背番号19は、もう這い上がるしかないのである。今度こそ気付いて欲しい。

新田日明 (スポーツライター)

出典:Wedge

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